夫の言葉にハッとしました。

おやつタイムにおやつ(その日は紙パックのジュース)を配るとき、全部違う種類のものでした。
間違いなく取り合いになってけんかになる予感しかしないわけですが…

そんな時、どんな順番で子どもたちに選んでもらうか考えるわけです。
なるべくトラブルにならないように。泣く子が少なくなるように。とかいろんなことを一瞬で。

私は駆け寄ってきた子どもたちに「小さい子からだよ」と言いました。
「ずるい!!」と叫ぶ長女…

 

「大きい子からだよ」と夫が言いました。

私はハッとしました。
普段、長女には「お姉ちゃんなんだから!」という言葉は言わないように気を付けています。だけど、私は態度で「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい!」と言い続けていたのかもしれない…と気が付きました。

このところ長女がイライラしていた原因のひとつも、もしかしたら私の無言のプレッシャーだったのかもしれないと思いました。

もちろん成長の過程で我慢を覚えることは大切なことです。でもそれは我慢ばかりさせても身につくものではないのかもしれません。まずは「満たされる経験」が必要なのではないでしょうか。でもこれはただ単に「わがままをさせる」のとは少しニュアンスが違う…うまく説明できないのですが…
「自分が大切にされている実感」「存在そのものを認めてもらえている実感」…これが根底にあって、「自分を大切にできて」初めて「周りの人も大切にできる」ということなのかなぁと思いました。

そんなことを考えながら最近の子どもたち(特に長女)への接し方を振り返ってみると、反省点ばかりが浮かびます。「だめ!」「あーしなさい」「こーしなさい」…
つい注意したくなるのは「心配だから」があるのですが、この「心配」を掘り下げていくと…「自分がダメな親だって思われないか心配」に行きつきます。
「あなたのために!」と枕詞を付けて接していたつもりが、結局「自分のため」でした。

子どもとの接し方で悩むとき、私の場合は結局「子どもを通して自分がどうみられるか」について不安があるときが多いような気がします。そんな心理状態に陥らないようにするためにまずは自分を大切にすることが必要なんだと思います。
ついつい子どもたちを優先にして、自分のことは後回しになりがちです。毎回自分優先なのもいかがなものかとは思いますが、たまには自分を優先してもいいですよね。そうやって自分に「オッケー!」を出すことで「自分で」自分を大切に思うことができる。そうすることでイライラが少し減るのかなぁなんて期待しつつ…

そうやって毎日悩んで試行錯誤して今日も今日とて子どもたちと向き合っていくのです。